田代内科 錦町,北戸田,蕨市 内科、循環器科

コラム

高血圧

日本には「血圧が140/90mmHg以上」という高血圧の人が成人の3人に1人いるといわれており、生活習慣病の中では最も多い疾患です。しかし健診や医療機関などで血圧が高いと指摘されていても、ほとんど自覚症状がない為、放っておく人が多く、その数は約半数にものぼります。また治療を受けている人のなかでも、指示どおりに薬を飲んでいないなどの理由で血圧を十分にコントロールできずにいる人が、半数を占めているといわれています。血圧が高い状態が続くと動脈硬化が進んで各臓器に負担がかかり、狭心症、心筋梗塞、脳梗塞、腎不全など生命にかかわる病気につながっていきます。このことからも高血圧は積極的に治療をする必要があるのです。

メタボリックシンドローム

食べ過ぎや運動不足により次第に肥満になると、血圧・血糖値・中性脂肪などが上昇します。
これらの動脈硬化の危険因子を併せもった状態を 「メタボリックシンドローム」 といいます。
これらの危険因子は1つ1つの程度は軽くてもいくつも重なると動脈硬化がどんどん進み、狭心症・心筋梗塞・脳梗塞・腎不全などの病気を引き起こします。
特定健診はこのメタボリックシンドロームの早期発見にとても重要ですので、ぜひ年に一度は健診を受けましょう。